日本の化学の夜明けと津山の洋学者

津山藩医の宇田川榕菴(うだがわようあん)が、日本で最初の化学書『舎密開宗(せいみかいそう)』の刊行を開始してから、180周年を迎えました。榕菴は、「舎密は理の堂奥」(化学は理学の最も奥深い所にある)と言って、晩年を化学の研究に捧げました。榕菴が亡くなったことで『舎密開宗』は未完となってしまいましたが、この書から始まった日本の化学研究は、多くの人に引き継がれ、その後飛躍的な発展を遂げてきました。
本展では、榕菴をはじめとして、宇田川準ー(うだがわじゅんいち)や久原躬弦(くはらみつる)ら、江戸時代後期から明治時代の初めにかけて、日本の化学の黎明期に業績を残した津山の洋学者たちについて紹介します。

◇開催日時 2017年11月18日(土)~2018年2月25日(日)09:00~17:00

◇開催場所 津山洋学資料館 企画展示室

◇料  金 一般300円、高校・大学生200円、中学生以下無料 ※常設展示と共通、30名以上の団体は2割引

◇問合せ先 0868-23-3324 (津山洋学資料館)