実像と虚像 ~奥野美果ガラスアート展~

この展覧会は奥野美果さんのガラスアートをご紹介するものです。奥野さんの作品は大半が電気炉の中で石膏型にガラスを鋳込んだ無色透明の立体です。その特徴は作品内部に設えられた空洞に光が溜まったり、透過したり、反射することで、あたかもそこにガラスの立体が存在するようなイリュージョンを生み出す所にあります。空洞を持つ複数のパーツを並べ虚の空間が連続しているように見える作品もあります。近作では作品を透過した光が壁面に描き出す綾模様やかすかな陰影までもが作品の一部として取り込まれています。
今回の展示では、無色透明なソーダガラスと黄緑色の妖精の森ガラスで作品を制作し、光が立体の内部でどのように変容するかを比較してみます。ガラスの中を透過し、反射し、屈折する光が生み出す不思議なイリュージョンの世界をお楽しみください

◇開催日時 2017年4月5日(水)~7月10日(月) 9:30~17:00

◇開催場所 妖精の森ガラス美術館 苫田郡鏡野町上齋原666-5

◇問合せ先 妖精の森ガラス美術館 0868-44-7888

◇料  金 入館料:大人500円、高校生400円、小・中学生300円